氷帝
□プレゼント
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『あのね、相談したい事があるんだ』
「相談? 俺のイケメン度についての相談でもしたいん?」
『寝言は寝て言おうかそれとも今から寝言言えない程の永遠の眠りにつきたい?』
やれやれ姫さんはツンデレやからそう簡単にはデレてはくれへんもんやな
にしてもなんの相談なんやろうな
まぁどうせ跡部の事やろうとおもうがな
『あのさ今日跡部の誕生日じゃん…』
「……。」
大当たりやな
いつも強気な名前ちゃんなんやが、跡部の事となると別やからな
跡部の事だと弱々しなって、顔真っ赤になってしまうんやで
見ていて可愛くてしょうもないわ
ほんま、襲いたi((強制終了
『それでね…プレゼントを家に置いてきちゃったんだ…』
「は? なんでなん?」
『いや…私なんかのプレゼントなんて受け取ってくれなさそうでさ…』
「それで置いてきおったと」
『そう…でも今思うと当たって砕ければ良かったなと思って…』
「はぁ…」
名前ちゃん…
跡部は名前ちゃんのプレゼントやったら絶対に受け取るで…
やって、跡部も名前ちゃんの事好きなんやから!!
こいつら、ちゃっかり両想いなっとるんやけど二人とも気付いとらんとか…
リア充爆発してくれんやろうか←
『ねぇ、どうすればいいかな…!!』
「どないしよってプレゼントが無いんやからなぁ…」
『うぅ〜…;;』
あー…
目の前の小動物ほんま可愛えぇ!!
なんやその泣きそうなウルウルした目!!
そないにされたら、侑ちゃん一肌脱ぐで!!(色々な意味で)
「そやなぁ…一つだけ跡部が喜ぶプレゼントが此処にあるでぇ」
『えっ!! 本当!?』
「あぁ、少し手荒やけど」
『ありがとう侑士っ!!』
ギュッ
なんや、名前ちゃんサービスえぇなぁ…
そないな笑顔で男にハグしてくるなんて普通やったら即保健室またはホテル行きやで…
『で、プレゼントってどれ?』
「名前ちゃん…」
『なに?』
「さっき言うた通り、少し手荒やけど我慢してな」
『は…?』
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