作品(小説)

□羽根がある限り
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不思議な夢を見た。

白い羽根の生えた夢。俺はその羽根で空を舞っている。

漆黒の蝶だとかくだらないあだ名が付けられているのは知っている。

彼等には戦う俺の背に蝶の羽が見えると言っていた。

仲間もそれを確認したから事実。守護者なのに漆黒の蝶の羽根。違和感ありまくり。

でも、今回の夢は真っ白な、純潔の羽根。何故?俺にはそんなものなど似合わない。そう思い、クラトスと共に世界樹の元へと来ている。何故かロイドも一緒だ。

(これは、あなたが見せた夢なのか?)

口には出さず心の中で世界樹に問い掛ける。
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