+*頂き物*+


□君の傍に・・・乃亜様より
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「君の傍に」




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「た、只今お持ちいたします!!」

「朱色の帯ならここにございます!!」

「誰かっ!冠が見当たらないのですが!?」



ばたばたと紅南国の宮殿をせわしなく移動する侍女達だ。

本来、足音を立てて走るなどあり得ないことだが今日ばかりは仕方ないだろう。



「違う…!これでは私の美しさが伝わらないではないか…!!」

「星宿様〜その服でも十分ですってば…」



侍女のもつ豪華な服や衣を次々に着て鏡の目に立ち、かと思えばすぐまた着替えの繰り返し。

見かねた鬼宿の言葉は聞こえていないらしい。



「だぁ…困ったのだぁ。ただでさえ予定が遅れているのだが…」

「あの調子やったら日が暮れちまうぜ。柳宿!お前、星宿様をなんとか………ってお前もか!?」

「この冠では無くてそっちの…そう、それをこちらに!」

「星宿様ってなんでもお似合いですわぁ〜」

「本当に良いモデルだよね〜」



鬼宿の目線の先には楽しそうに侍女に混ざっている柳宿と美朱の姿。

しかも両手には大量の服。

走り回る彼女達に踏まれそうな張宿を保護する軫宿までも珍しく疲れた表情を見せた。

翼宿に至ってはこれだから女は…と文句を垂れ流している。

仕方なく井宿が翼宿を軽く押しのけて前へ出る。



「その辺にして下さいなのだ、星宿様!勿論、美朱も柳宿もなのだ」

「しかし…せっかくの機会ではないか」

「だからこそ、ですのだ。いつも通りのオイラ達らしい格好が一番なのだー」



にこりと微笑む井宿に少し複雑そうに、けれどしっかりと星宿が頷く。



「やっとかいな、待ちくたびれたで!…ところで何を祝うんや?紅南国の建国記念日か?」

「ちょっと翼宿!何寝ぼけてんのよ!?」

「冗談や、冗談!!」

「冗談に聞こえる冗談を言うのだ!…さて、貴サイトの4000hit「「「「「「「おめでとうございます!!」」」」」」」」

「………伝わったかな?」

「きっと伝わったのだ」

「私の美しさが伝わったか心配だ…」

「星宿様ってほんまにナルシ…すんまへん!謝るから柳宿おおお」

「わぁ、大丈夫ですか翼宿さん!?」

「ったく、めでたい日に仕事を増やすんじゃない」

「ねぇ、井宿。どこ見てるの?」

「いや…またいつか逢える日を願っているのだ…」



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「時の方舟」乃亜様より






**§**

お世話になっています、乃亜様より、
当サイト4000打の御祝いとして頂きました♪

嬉しい事この上ないですっ。
管理人の為に紅南国皇帝が頭を悩ませ…
浮き足立つ皆を井宿が纏める。
あぁ、素晴らしいですv

乃亜様、有り難く受け取らせて頂きました!

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