僕たちの行方─1─ 〜仲間〜
□出会い
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「(光に、吸い込まれて、どのくらいがたっただろう…、体が、動かない…)」
なみは、なんとか、目を開けれたが、まだ、視界が、霞んでいる…。
「……の…じょう……すか?………の……」
耳の横で、今にも、泣き出しそうな声が聞こえる…。
バッ
なみが、飛び起きる。
「……いっ!」
と、言いまた、バタリと、倒れてしまう。
「ど、どうしたんですか!?……だ、大丈夫ですか!?」
少女が、泣き出しそうなので、なみは、無理に、笑顔をつくって、いった。
「いや…、大丈夫なんだけど…、体が、動かなくって…」
「い、今、治します!!」
なみの、言葉を聞き、少女は、慌てて、魔法を唱えた。
「アクアシャワー!」
少女が、そういうと、なみの周りから、水が沸きだし、なみ、の体を包んだ…すると、なみの傷は、嘘のように、癒えていた。
「魔法!?」
「はい…、でも、詳しい話をする前に、そのかた達の傷も、治した方が…」
「そ、そうだね…」
すると、紫の髪と、透き通るエメラルドの瞳をもつ、少女は、ゆめと、ありさの、方を向いて…
「アクアシャワー!」
魔法を、唱えた。
「う…ん!?ここ…どこ!?」
「うきょ〜!?ここ、何処だぁ!?」
ありさと、ゆめが、驚いたように、言った。
「ここは、アワードクライン……貴方達が住む、アークスターダストと、共にある、異世界、アワードクラインです…」