ERADICATION STORY

□EP2
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先生「静かにしろー。えー、今日はみんなにうれしいお知らせだ。このクラスに
転校生がくるぞー。…入ってこい」

慶詩「うぃーす」

先生「転校生の片倉慶詩君だ。みんな仲良くしてやれよー。っと、片倉の席は…
藤塚の隣が空いてるな。そこに座ってくれ」

慶詩「…よりにもよってこいつの隣かよ…」

刹那「何か言った?」

慶詩「ナンデモゴザイマセン」

先生「さぁって、授業始めるよー」


ー昼休みー


刹那「さぁ慶詩、お昼行くわよ」

慶詩「はぁ?なんで一緒に…」

刹那「つべこべ言わずについて来る!」

慶詩「ちょっ…俺の意見はー!!」



ー屋上ー

梨遠「先輩たち遅いですぅ」

刹那「ごめんごめん。この馬鹿が用意遅くて…」

慶詩「俺の意思はだからどうなったんだよ!」

刹那「あんたに決定権なんてないわよ」

慶詩「俺って一体…」

クオリア『あー、あー、全校生徒に連絡がある』

慶詩「…なんだ、これ」

睦月「あぁ…君は知らないんだね。この放送は恐らく…」

梨遠「新しい規則が決まったんですぅ」

慶詩「規則…?」

刹那「聞いてたらわかるわよ」

榑乃『今年の新しい規則は【屋上での昼食は禁止】になりまーす』

吹雪『なお…この規則は明日から有効となります…』

レアル『連絡はこれで終わりよ、それじゃあ失礼するわ』

慶詩「はぁ!?屋上で飯食うの禁止って…なんだよあれ!」

睦月「この学園では年に一度、生徒会が一つ規則を作る決まりになっているんだ


慶詩「意味わかんねぇ…あいつらにそんな権限ねぇだろ」

梨遠「それがあるんですぅ。生徒会は、生徒の頂点にたつ四人のメンバーが選ば
れてるんですぅ」

刹那「その初代生徒会長が決めたルール…年に一度、規則を作るっていうルール
よ」

睦月「そのために学生証が電子タイプになっているんだ。上書きできるようにね


慶詩「納得できねぇ…」

刹那「あんたが納得できなくても、それがルールよ」

慶詩(無茶苦茶な規則、それが当たり前になってるのに、俺は当然納得できるわけ
なかった…)
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