童話劇場

□アラジン(サナダテ)〜現在更新中〜
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 虫も寝静まった闇夜の砂漠に,黒い馬にまたがった男がいました。
男の名前は明智光秀。
銀髪の長い髪にギラギラ光る目に妖しげなオーラを放っていました。
光秀の側には眠たそうに瞼をこする子供,森蘭丸が馬に揺られてました。
光秀は,自分の部下達に古代エジプト人に神聖視されたコガネムシの一種である,スカラベのお守りの半分を探させてました。
「おい光秀…まだなのか?」
蘭丸は,今にも眠ってしまいそうでウトウトした様子で光秀に話しかけ,今にも馬から落馬しそうでした。
「もうそろそろですよ」
しばらく歩いていくと砂漠の真ん中あたりに1人の黒いローブを着た男が立っていました。
「光秀様,お待ちしておりました」
黒いローブを着た男は,光秀の部下でした。
主である光秀に深々と頭を下げました。
「それより例の物は見付かったのですか?」
光秀が部下に尋ねました。
「勿論ここに」
部下は懐から大事そうに小袋を取り出し,光秀に手渡しました。
「ご苦労様です」
光秀は部下から小袋を受け取ると,中の物を小袋から出しました。
 
 
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