short◇naruto

□過去の拍手作品
2ページ/3ページ


すっかり朝と夜が寒くなってきた
今日この頃。
季節の変わり目で風邪を引きそうになる。


「今年もその季節だな」

『え〜?』

"その季節"とは
あたしがマスクをする季節。
冬が近付くにつれて
あたしはマスクをして菌を予防する。
シカマルには「顔ちっせーから、
顔が全部隠れんじゃねーか」と言われる。
でも、あたしは気にせずにマスクを着ける。


「マスク取らねーのかよ」

『取らないよ!菌が入っちゃうよ』

「いちいちめんどくせーなぁ…」

『風邪引くよりマシだもん』

「んな簡単に引かねーっつーの」

シカマルはめんどくさそうにそう言った。


『…あたし、風邪引きやすいんだけど』

「あ?マジ?」

『うん、シカマルに移したくないから』

あたしはシカマルを見てそう言ったら
シカマルはふっと笑ってきた。


「別にお前の風邪なら移っても構わねーけどな」

そう言ってあたしの頭を軽く撫でた。

…ん?それってダメなんじゃ?
だって、一緒にいれないし。


『ダメだよ!一緒にいれないじゃん』

「何でだよ?」

『何でって…一緒にいれないから』

「いれんだろ、別に」

『風邪引いたあたしと一緒にいてくれるの?』

あたしがそう聞いたら
シカマルは「はぁ?」と言って
あたしを見てきた。


「だから、何があってもいてやるっつってんだろ」

『何があっても…じゃあ別れても?』

…あたし、何言ってるんだろ。


「別れてーのか?」

『別れたくない』

「即答かよ」

『だって、好きだもん』

あたしがそう言ったら
シカマルはクスクス笑って
「バカ」と言ってきた。


『バカじゃな…「一生一緒にいてやるよ」…え、』

シカマルはそう言うなり
あたしの手を握り、歩みを進めた。


『…プロポーズ?』

「そー聞こえたかよ」

『うん』

「じゃあそう思っとけよな」

そう言ったシカマルに
あたしは『うん』と頷いて
シカマルの手を強く握り返した。




(この手、もう離さないからね)
(くしゃみ出そっ……離した)(菌飛ぶ!)
(風邪移っていーんじゃねーのかよ)
(あたしは嫌だよ!)(……ι)






あとがき



謎でしたね、拍手していただいたのに
本当に申し訳ないです(;_;)
駄文をすみませんでした…

最近スランプな管理人でした。←何
似てる話いっぱいある(ノ_・。)




end◇◇
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ