‡僕の悲鳴‡

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【烏】


闇にまぎれた
烏を探すように
悲しみの中の
『幸せ』を僕は
ただ必死に掻き集めた。

『解ってほしいのに』
なんて
何も伝えもしないで
泣いていた。
『大丈夫だよ』
『頑張ってるね』
そればかり求めて
周りが
見えなかったんだ。

ごめんね
解ってくれようと
してくれた人の
存在に僕は
気づかなかった。

もう何も見えない
何も
見えないんだ。




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