NOVEL

□愛に時間を
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これは法玄を倒した後のひとときのお話・・・・

「おいウィードどこへ行く?」

「ちょっとジェロム達と戦いの訓練に行くだけだよ!」

法玄との戦いが終わってからというもの銀の親バカっぷりが発揮されていた。それは周りの犬があきれるほどの・・・・

「おいおい銀、ウィードはもう子供じゃないだろ?」赤目がいなすように言うと

「私にとってはまだまだ子供だ!」

「・・・・・・・」周りの犬は完全にあきれていた

「だいだいだな・・・・・」銀がまた何か言い出すと

「もういいよ、みんな行こう!」

そういうと銀達はいってしまった

「まったく銀は親バカだな」ベンが言った

そんなことをいっても銀にとってウィードは愛しくて愛しくてたまらないのだそれはもう片時も離れたくないほど・・・・



ウィードside

「まったく父さんったらみんなの前で・・・・・」

俺も実は父さんに甘えたかった。でもみんなの前じゃな・・・・・

「どうしたウィード?ボーっとして」狂四郎が言ってきた

「い、いやなんでもない!」

「そうか?じゃあそろそろ戻らねえか?」

「ああ、そうするか」







「「「「ただいまー」」」」

「おかえり!ウィード!!!怪我ないか?腹減ってないか?」

「父さん別に大丈夫だよ・・・・」

「俺は腹減った!飯にしようぜ!」

(狂四郎・・・・・)ウィードとの会話を邪魔された銀は狂四郎を睨みつけた

「狂四郎まだ3時だぞ、もう少ししたら俺が狩りに行ってくるから・・・」とジェロムが言った

それからそれぞれが昼寝をしたり雑談をしたりしていた。そんな中銀とウィードの二人は周りの犬から離れたところで昼寝をしていた。




銀side

「まったくウィードは可愛いな〜」

銀は疲れ切って寝てしまったウィードの寝顔をのぞきこみながら微笑んでいた。

(この寝顔を私だけのものにしたい・・・)

銀がウィードに抱いている感情はもはや息子に対する感情ではなく一匹の雄に対する感情になっていた

「なんだか眠くなってきたな・・・ちょっと寝るか」

すると銀はウィードを包むようにして眠りこんだ




ウィードside

気がつくと夕日がきれいだった。

それになんだか温かい・・・・・
見ると父さんが俺を抱き込みながら眠っていた

父さんのぬくもり・・・・・・

実はウィードも銀のことが好きだった。しかしその気持ちをなかなか言い出せずにいた・・・・・


「父さんはあったかいなーいい匂いだし安心する・・・・・」

ウィードは誰も見ていないこの状況で銀に甘えだした。、もちろん銀が寝ている今のうちに・・・・

そうすると

「どうした?ウィード甘えたくなったか?」
と寝ているはずの銀が言い出した

「!!!!!!!」
ウィードは思わず飛び上がってしまった。
まさか父さんが起きていたなんて・・・・
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