NOVEL

□揺れる心 ※
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その夜、俺はなかなか寝付けずにいるとウィードがどこかへ行くのを見たので追って行った



しばらく歩くとウィードが開けた草むらで立ち止まってそのまま月を見上げていた

何をしているんだろう・・俺は気になって少し近付いた。すると


「・・だれだ!出てこい!」

さすがは総大将と言ったところか・・・俺はウィードの前に出て行った


「・・・・・!!ジェロムか・・・」


ウィードは俺の顔を見たくはなさそうな顔をしていた・・

「スマン、邪魔だったか?なら戻るが・・」

「いや!いいよ・・ねえジェロム・・・」


ウィードは何か言いたそうな顔をしていた。しかし黙りこんでしまった

「ウィード何か言いたいことがあるなら言えよ?」


「・・・うるさい!ジェロムは俺の気持ちなんかわかんないくせに!」

俺は驚いて固まってしまった・・何かいけない事でも言っただろうか?

「あっ・・・・・ごめんジェロム!俺・・俺・・・」

「ウィード落ち着け・・・ゆっくりでいいから話してみろどんなことでもいいから・・」


「・・・・俺バカなんだ。俺には小雪も子供たちもいるのに・・・あんな事でジェロムとの事思いだしちゃって・・・ジェロムの事忘れられなくて・・」


俺はその言葉に胸が苦しくなった

「・・・ウィード俺もだ・・・リディアの事は愛してる。だがお前の事も愛してるぞ・・今でもな///」

「え・・・え?///」

「久しぶりに・・・ヤるか?」

「・・・・・・・みんなには内緒だよ・・///」

「当たり前だろ・・・俺だってリディアにばれたら確実に殺される・・・」

「そうだね・・・・」

そうして俺らは一夜だけの肉欲に溺れた・・・
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