NOVEL

□おはようのキス
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そのあと



「なあ銀、ごめんって言ってんだろ?」

「うるさい!!!!!」

銀はジョンの話を聞こうともせずそっぽをむいていた。

「なあ、みんなの前でキスしたのは悪かったと思ってるよ。だからさ・・・・」

「なんだよ。」

銀がまだそっぽを向いていると、

「仲直りのキスしようぜ!!!」

ジョンがいつの間にか銀の鼻の先まで顔を近づけていた。

「っっっ何言ってんだ!!!」

銀がまた顔を真っ赤にした。そうすると有無を言わさずジョンがいきなりキスしてきた。それは触れるだけじゃなくて舌を絡ませる甘いキス。

「ふ・・んぅ・・んぁ・・むう・・んふぅ」

銀が苦しくてもがいているとジョンが離れてくれた。

「銀、いやだったか?」

ジョンがニヤニヤ笑いながら聞いてきた。本当はどうだったかなんて知っている癖に・・・

「言わないってことはよかったんだよな?」

ジョンが意地悪そうに笑ってもう一度顔を近づけてきた。

「ま、待って!!!」

銀がそれを止めた

「なんだよ」

ジョンが少し不満そうにしていると

「お、おはよう・・・・さっきちゃんと言えなかったから」

そういうと今度は銀からジョンにキスをした。ジョンは少し驚いたようにしたが、嬉しかったのか一回唇を離すと

「ああ、おはよう」

優しく耳元で囁いてからもう一度唇を近づけていった。

「本当にあいつらは・・・・」

実はのぞいていた赤目たちは二人のラブラブっぷりにため息をついていた。



end
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