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□こんぺいとう
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ボリボリボリ
「てめぇさっきから何食ってやがんだ?」
『えー、こんぺいとう』
「"何を"食べてんじゃなくて"何で"食ってるんだって聞いてんだ!この大食いで糖尿病寸前のアホたれ馬鹿女!!」
『狽ミどいッ!私メタボじゃないもん!!』
「狽なこと誰も言ってねぇよ!!」
『てかさー‥‥この問題全くわかんないんだけどー』
ボリボリボリ
「柏リ換え早ッ!つかまだ食い続けんのかよ!?」
『だってこんぺいとうって甘くって美味しいじゃん』
「甘ったるいの間違いじゃね?」
『ぜーんぜん!隼人も食べてみなって!!』
と突然10粒くらいを一気に口に入れられて
‥‥ボリ
「(くそ甘ったりぃ!!)‥‥み、水くれぇ‥‥」
『は、隼人!?死んじゃダメ!!はい!お水』
で、一段落ついて‥‥
「もう俺にこんぺいとう食わせんなよな‥‥」
『うん‥‥ゴメンね』
ボリボリボリ
「つかお前も気を付けろよ。まじで糖尿病になっても知らねぇからな」
『うん‥‥』
ボリボリボリ
「てことで‥‥」
『ふに?』
ボリボリボ‥‥
「これは没収だぁ!!」
『狽ヲぇ!?』
「狽ヲぇ!?じゃねーよ!逆にこっちが狽ヲぇ!?だっつーの!なんで止めろっつってる横で食い続けんだよ!?可笑しいだろ!?お前はアレか、銀○んか!?銀さ○信者なのか!?」
『うん』
「泊ヲ答!?」
「つーか何でそんなにこんぺいとう食うんだよ‥‥腹減ってんのか?」
『んーお腹は減ってないんだけどね‥‥なんか口寂しいってゆーか、甘いものを口に入れときたいってゆーか‥‥』
「我慢できねーのかよ」
『んー‥‥無理!』
「はぁ‥‥しゃーねぇな。俺がこんぺいとう並みに甘いもん教えてやる」
『え?』
「しかもそれをいくら食ったって糖尿病にはなんねぇ」
『う、うそ!?』
「知りてぇか?」
『うん!』
「んじゃあ目ぇ瞑れ」
『え、あ‥‥うん』
チュッ‥‥
『///ッ!?』
小さなリップ音と共に唇に何かが触れる
彼女が思わず目を開けると自分にキスをする獄寺がいた
お互い息が続かなくなったところで唇を離す
『隼‥‥///』
ピンク色のこんぺいとうよりも更にピンク色に頬が染まった彼女
『フルフル‥‥』
「(やっぱいきなりキスはまずかったか?でも俺達付き合い出して1ヶ月以上経ってるし、こっちにも我慢の限界とゆーものが‥‥)」
『隼、人‥‥』
「(やっぱ嫌われた!?)わ、わりぃ‥‥そんなに嫌がるとは思わなくて‥‥」
『甘かった!』
「へ?」
『隼人のキス・・・・なんかこんぺいとうの味がした!』
「そ、それは‥‥(お前の口にまだこんぺいとうの味が残ってただけじゃね?)」
『そーだ!今度からこんぺいとう食べたくなったら隼人にキスしてもらお!!』
「へ?‥‥んなぁ!?」
『そうすれば甘いけど太らないしね!!』
「おいちょ、待てよ‥‥」
『そーなると、もうこんぺいとういらないね!!でも捨てるの勿体無いなぁ‥‥』
「おい待てって‥‥こーゆーのはもっと何かを考えるべきで‥‥」
『んーそうだね、じゃあこれは隼人にあげるよ!!』
「曝bが食い違ってるヨ!」
『さて‥‥うわ、もう外真っ暗じゃん!!』
「お、おいι」
『帰ろッ隼人!!』
「‥‥はぁ。帰るか‥‥」
何かを諦め、帰る2人
獄寺が彼女を家の前まで送る
そして・・・・
『隼人‥‥キスして?』
「(可愛ッ!)‥‥あぁ///」
チュッ‥‥
『あれ?今‥‥甘かったけど、こんぺいとうの味しなかった』
「買b‥‥」
『変なの‥‥まぁいっか。ばいばい隼人』
「・・・・・・・・。」
それから獄寺は彼女から貰ったこんぺいとうを常に持ち歩き
必ずキスする寸前で1粒食べるようになったとさ・・・・終わり
(最近隼人太った?)
(き‥‥気のせいだ)