ヒカルの碁
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〜翌日曜日〜
『今日は確か、こども囲碁大会でヒカルが口挟んじゃう日だよなぁ、
どーしようかなぁ、
行こうかなぁ、
でもなぁ、』
名無しさんはこども囲碁大会に行っているヒカルの元へ行くか行かないか迷っていた。
『あっ、そうだ!!』
今まで悩んでいた名無しさんは顔をパッと明るくし、電話を駆け出した。
Pululululu…
何回かのコールのあと、受話器を取る音、そして、塔矢です。という声が聞こえた。
『もしもし、名無しさんです。』
名無しさんは塔矢家によく遊びに行ったり碁をうちに言ったりしているのでアキラだけでなくアキラの両親とも仲良くなっていた。
神はそんな名無しさんの様子をじっと見ていた。
『よしっ決まり!行洋さんと行くことになった♪』
名無しさんはそう言うと準備をし、出掛けて行った。