市日小説 長編 〜chain of scarlet spellbinding〜

□第六章 約束
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あたしは生きたかった。


でも世界を救うには仕方がなかった。


愛する人達を守るには仕方がなかった。





大切な人を失うぐらいなら、あたし一人が死んだ方がずっとまし。


その人々を守れるのなら何だってなってみせる。


だから刀になった。


みんなを護る為に。


それならどんな罪だって厭わない。






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