合同
□White Christmas
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いつもよりも甘く
REBORN! 1827
世間がクリスマスだからといって騒いでいてもやっぱり雲雀さんは雲雀さんで、いつものように応接室でお仕事をしてる。
だからオレはそんな雲雀さんに会いたくて応接室へ向かう。
「失礼します。沢田綱吉ですけど、雲雀さんいらっしゃいますか?」
「入って。」
「こんにちは、雲雀さん。」
「どうしたの?外、寒かったでしょ?」
うん、やっぱりクリスマスって覚えてないんですね。
「今日はクリスマスですから。雲雀さんとケーキ食べたいなと思って持ってきたんですよ。」
あんまり甘いものが得意じゃない雲雀さんのために甘さ控えめのケーキを母さんと一緒に作ってきたんですよっていうと
「そう、じゃあこれ終わったら一緒に食べてあげるからちょっと待ってて。」
おそらく最後の一枚だろう書類を指差して雲雀さんが言ったので
「じゃあその間に紅茶入れますね。」
お茶を入れて戻ってくると雲雀さんもちょうど終わったみたいでペンを置いていた。
「じゃあ食べようか。」
「はい。」
二人でケーキを食べていると窓の外で雪が降っているのが見えた。
「わぁ、雲雀さん雪ですよ!雪!!」
「ちょっと落ち着きなよ。」
窓に駆け寄るオレを見て雲雀さんはあきれながらも笑ってて、雪を見ている俺を後ろから抱きしめてきた。
「ホワイトクリスマスだね。」
「ですね。」
雲雀さんが抱きしめてくれることがうれしくて返事をしながら雲雀さんのほうを見上げるとそのままキスをされた。
ついばむ様なキスをされたと思ったら離れるときに唇をなめられて真っ赤になってしまった。
雲雀さんはそんな俺を見て
「まだ赤くなるのは早いよ。」
って今度は深くて長いキスを…
「…ふっ……んぅ…ァッ…ひ…ばりさ…もぅ……ハァ…ムリッ…んぁ……ふぁ…///」
やっと離してもらえてオレは息が上がってるのに雲雀さんは全然余裕そうで、悔しくてにらんでみるもののまったくの無意味で
「ワォ、誘ってるの?」
そんな事を言われさっきのキスでまだ力の入らない体を抱きかかえられて、そのままソファーに押し倒された。
「ちょッ、雲雀さん、待ってくださ…んぁ///」
「待てるわけないでしょ。…そんな顔で見られたら、ね。」
結局、そのまま雲雀さんと応接室に泊まってしまったのは言うまでもない…
end
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