REBORN!

□アイリス
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※本当にグロいですので
嫌いな方はBackPlease
責任は負いかけます
悪しからず




嗚呼、気持ち悪い。


べったりと付いた血。
重くなったようなスーツ。
刃毀れした刀。
首、首、首、首首首首首。
血、血、血、血血血血血血血血血血。





「彼岸花、みてぇ」


ぽつり、と吐き出した言葉は
誰にも聞かれることなく
空へと消える。


腐乱臓器、腐乱肢体、腐乱死体。
死肉屍肉。
死体肢体死体肢体死体肢体死体肢体死体肢体。
鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血鮮血。


腐ってしまうのは、死体?
それとも俺?




落ちた眼球。
語りかけてくる。

憤怒怒り憎しみ憤怒呪い恨み嫉み憎しみ憎しみ憎悪憎しみ。



貴方を殺す−。



「死人に口なし」



見下ろした眼球を見下して。
ぐちゅっり、
靴底に粘りのある、液体。




嗚呼、落ちる堕ちる落ちる。



どこまで行けば、地獄が見える?

こんな世界を見るよりも
地獄で身体を酷使された方が
何倍も何千倍もいい。


救われたい救われたい救われたい救われたい救われたい救われたい救いたい。



「………誰、を…?」



聞こえた、音。
足音でもない、聞き慣れた音。


雨音−。


雨の匂いがする。
鉄と火薬の匂いと混じって、
土の匂い。



雨の降り落つる空は
灰色、曇天、似合う色。


昔、言われた。
青空が似合うね、と−。
それは遠い昔の記憶。

今となっては、
青空は眩しい存在でしかなく
こんな、重く薄暗い色が似合うと
自負するようになった。



あの頃が夢のよう−。


足元に広がる赤池。



「なんだ、赤じゃないか」

空を見れば、赤、赤赤赤赤赤。
そこには、灰色も青色も広がらない、赤。
赤しか、存在しなかった。


どの世界も、赤だらけ。


もう、分からない。
何が世界で何が現実で何が非現実なのか。


赤だけの世界。
狂ってしまう。

狂乱狂言狂気。
そのことに、狂喜。





「山本」

聞こえた一つの足音、
一つの声。


「任務、お疲れ。帰ろうか?」
「…ツナ…」



笑顔と共に差し出して来た傘。
色は、………青。

彼の色は、赤。


「って、そんなに濡れてたら意味ないか」
「だから要らねぇよ。ありがとな、」
「けど、必要」
「なんで?」


「それ以上、雨に打たれたって血は流れないよ。もう、流れないから」




満面の笑みで紡がれる
縋るような言葉。


涙が一滴落ちたような気がした。
もう、分からない。
雨なのか、涙なのか。

手渡しされた青色の傘を差して
また、笑う。



「やっぱり、青似合うね」



嗚呼、気付いた知った分かった。

救いたいのは、


俺が、神と勝手に崇めた彼、だった−。







わははははははは←壊れ
はーい、意味不。
病んではないですよ、至って正常。
ある方に感化されてー←オイ
題名ですが、ツナが持って来た青の傘と赤の色を混ぜて紫。
虹を見たからで、アイリスです。
オランダ語でアイリスは虹らしいですよ。
一応、全て意味有りで作ってみますた。


次頁は おまけ。
期待は なしの方向で。



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