タコのパクリっぽい物語

□第一話「出会いを全て運命だというなら俺には望んでいない運命もある」
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はじめに言っておく。この物語は事実に基づいたフィクションである。登場する個人名や団体名は実在しないものである。




私立多虎州(たとらしゅう)中学。ここでの生活も残すとこあと一年だ。
そう思いながらクラスに入っていく。知ってるやつが誰もいないじゃないか・・・

不幸だ

そうつぶやいても右手に特殊な力があるとかじゃない。電撃を受ければ感電する体だ。

というか前のクラスの仲いいやつとか、同じ部活のやつとかはどこへいってしまたんだ?

チャイムが鳴り、先生が教室に入ってくる。この田中先生は新任の先生でありながら、自己紹介時にいきなりダジャレをを言っていたなんとも勇気のある先生だ。そのダジャレがつまらなかっただけに印象には残ってはいたが。

「みんなと一緒に一年間やっていく田中だ。みんなでいいクラスをつくっていこう!」

先生がどこにでもありそうなセリフを言っている。先生、手を合わせるだけじゃ幸せはやってきませんよ。そう思いながらも先生の話を聞いている俺は真面目なんだろうな。

先生の話が終わった後、誰も話す相手がいない俺は椅子に座りながら周囲を観察していた。
いた!
俺の性格にあいそうなやつら。窓のほうで三人でしゃべってる。

俺は颯爽と椅子から立ち上がってその三人組の方へと歩いていった。

三人のうち中心にいたやつが俺に気づいて声をかけてきた。

「お前どこ中出身?」

「いやまだ中学生だから!俺もお前も」

みごとな切り返しだと自分でも思った。時間にして約0.1秒。なかなかはやかった。

「はははははははは。お前面白いやつだなあ。どうだ?SKS団に入らないか?」

これが中学生活最後の年を狂わせてしまうことになる元凶たちとの出会いだった。

聞くところによると、彼らはSKS団とかゆう謎の団体に属しているらしかった。

「いや、でも俺宇宙人とか興味ないし・・・」

俺は断る姿勢を貫くぞと決意した。こんな変なのに付き合っている暇は無い。

「いや興味なくてもいいんだよ。そうゆうノーマル的な人が欲しかったし。とゆうわけで入団決定!」

俺の決意など関係なかった。まさしく問答無用というわけだった。

「俺のコードネームはタコ。こっちはいちじゅ。」

右端にいたやつがよろしくと手をひらひらさせている。

「こいつがあくる。」

左側にいたやつがぺこりと頭をさげる。

「それでお前のコードネームはKON」

KONですか・・・その役ですか・・・
いいだろう。その挑戦受けてたってやる

「もちろん、もちろんこの団体はただ何の意味もなくできたわけじゃないよ」

いちじゅがしゃべりだしていた。

「俺は、俺はちゃんと超能力がつかえるし、あくるは未来人だ。」

いちじゅは自慢げに話していた。

「じゃあ今この場で超能力つかってみろよ。それとも条件が揃わないと使えないっていうのか?」

俺からの先制攻撃だ!さあどうする?

「そういう、そういう類の超能力じゃないんだよ。異空間で赤く光って敵を倒すとかできないから。ぶっちゃけスプーン曲げだよスプーン曲げ」

残念だったないちじゅとやら、俺は今偶然スプーンを持ってきている。さあ!曲げてみろ!

そしていちじゅはスプーンを曲げた・・・・・・・・・手で。

「私がいつ超能力者としてスプーンを曲げると言った?私がスプーンを曲げたのはただスプーンが私の誇りに刃をむけたからだ。」

「スプーンがなにしたの!?てゆうかあなた義理の妹とかいるんですか!?」

そう切り返す俺。ああ段々ここのペースにはまってきているなあ俺

「じゃああくるはどうなんだよ。未来っていつ頃から来たんだよ」

あくるが初めてしゃべりだす。

「はい、今の時間から考えて10日後です。」

「ちかっ!一週間とちょっとじゃん!なんで10日前にきたの?」

「私達の仲間は10日ランチャーというものを持っていまして・・・それを使ってやってきました。」

「どっかのマフィアが使っている道具とよく似てるね」

「この時代の白Oさんを倒せるのは君達しかいないんだ!」


「いいよのらなくて!だいたいなんでその場面なんだよ!」

俺は呼吸を犠牲にしてツッコむ。はぁはぁ、なんて苦しいんだ。
しかし俺にも休み時間がやってきたようだ。タコがあくるを押しのけてしゃべりだした。

「そのへんであくるの件は終わりだー!俺の話にうつるぞー」

なんという自己中だ・・・まあタコが勝手にしゃべりだしたおかげで俺は休むことができているんだがな。

「俺は自分の好きなように世界を変える力はないが、世界を笑いの渦に巻き込むギャグをもっている。とくと見よ!」

気づくとあくるといちじゅはそこにはいなかった。これはやばいんじゃないか?俺の本能が逃げろといっている。

「八本足!」




ああこれがリューベンスの絵か・・・ごらんパOラッシュ。これが今まで僕が見たいと思ってきた絵なんだよ。僕は今この絵を見れているだけでとってもとっても幸せなんだよ。
上から天使が迎えにきてくれたよ。どこかにつれていってくれるのかなあ・・・


そこからの記憶はない
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