hakushu room
□拍手小説A
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『拍手お礼小説第A段』
【裸エプロンは男の浪漫!!の巻】
ここはクラブハウス内のルルーシュとナナリーの居住スペースのキッチンだ。
3月14日、日曜日の朝っぱらからルルーシュに招かれて僕はここに来た。
僕は白いシンプルなエプロンを着させられ、料理のお手伝い……
だったらどんだけ良かったかね
僕は理性がぶちギレそうなのを、堪えた。
今にも目の前の大馬鹿な恋人(一応ね)相手に、ロケットパンチでも食らわしてしまいそうな自分の腕を押さえながら。
「一応、聞いてあげる。僕はなぜこんな格好をしているのかな?」
殴りたい衝動を必死で抑える僕にルルーシュは、それはそれは綺麗な微笑みでアンサーを言った。
「何を言う。スザクに似合っているからさ。俺が見立てて、しつらえたんだ。フリルなども考えたんだがな、やっぱりお前は元が良いから、シンプルなものの方がスザクの美しさが栄えると思ったんだ。布も超一級品だぞ、○○国から輸入して、うんたら〜かんたら〜…」
「って!!!!そうじゃなくてっ!!!!僕が言いたいのは、何で『裸』エプロンなのかって事だよっ!!!!」
「え…?」
って何でそんなショボんとした顔何かするんだよ!!
僕間違ってないよね?いきなり服はぎとられて、パンツもだよ?エプロンだけ着せられたら誰だって思う事だよね!?
何でそんな悲しそうな瞳を向けるんだよ、僕が泣きたい方だよ!!
「き、気に入らなかったのか?」
だ〜か〜ら〜、ショボくれた顔して下を向かないでよ、僕がイジメてるみたいじゃんっ!!
むしろイジメられてるのは僕だと思わない?ねぇっ!?
「べ、別に…エプロンは嬉しいよ。でも…でも、何でわざわざ…は、裸にならなきゃいけないわけ?」
「スザクの裸エプロン姿が見たかったから。」
「………」
「スザク?どうした?」
…この男は…。
よくもいけしゃぁしゃぁとそんな変態発言が出来たもんだ。
僕はワナワナと震えながら、もはやルルーシュの首根っこを握りしめるのも時間の問題だった。
「…あのね、僕にはこんな変態趣味はないの。」
「変態趣味とは聞き捨てならんな。裸エプロンはすなわち男の浪漫!!
とくにお前の尻は宝!!
世界遺産級の美尻なんだぞっ!!!!
ならばっ、それを一番美しく引き立たせる着こなしと言えばっ!!…裸エプロンしかないじゃないかっぁぁぐなぁがぃぐぇでっ!!
…………。」
チーン。
ああっ!!しまったっ!!
思わず僕の、ライオンさえも黙らせちゃうハイパーパンチがルルーシュのお腹にクリーンヒットしちゃったよ〜!(泣)!
生きてるかな?
「ルルーシュ!?ごめん、大丈夫!?」
僕はキッチンの端っこまで吹っ飛んだルルーシュに寄り添った。
まさか、ルルーシュがCの世界に逝っちゃってたりしたらどうしよう〜!!
と自分でしでかしたとはいえ、恐怖で震えた。
が、僕が彼に近づいた時にいきなりルルーシュはムクッと起きあがった。
「フフフ、こんな事もあろうかと腹にベースボールのプロテクターをつけておいて正解だったな。
アタタ…だが、お前の怪力は少々計算外だったな。」
何て用意周到なんだ。さすが僕の恋人(一応ね)だ!!
「何て言うと思ったかっ!!」
ボカッ!!と僕は恋人(一応ね)の頭を持てる力の600分の1の力で殴り付けた。
「こんなに用意周到にしてまで僕にこんな格好させて、君はいったい何をしたいんだい?」
頭をさすりながら、ルルーシュは起き上がり、まるで夕陽に向かってシャウトする青春家のように、ガッツポーズをして叫んだ。
「もちろんっ!!着衣セッ」
ボカッ!!!!
僕は、ルルーシュが叫んだ瞬間にまたも彼の頭を殴りつけた。
しかも、あるだけの力で。
屍と化したルルーシュをキッチンに残し、僕は服を着てクラブハウスを出た。
全く。ルルーシュの趣味趣向には呆れて物が言えない。
別にね、君が望むならコスプレ位してあげるけどね。
でも…君はそんな素直な僕なんて面白くないでしょ?
すぐに手に入ってしまうなんてつまんないだろ?
だから…まだ今は、君のものになんてなってやんないんだ。
まぁ、暖かくなったら、裸エプロン位してあげてもいいけどね☆
†あとがき(てか言い訳?)‡
拍手、ありがとうございました
なのに普通のお話でちょっと残念に思われたならすみませんm(__)m
裏話はあらためて作ろうかなと。裸エプロンはやっぱり男の浪漫ッスよね
一度は裸エプロン話は書いてみたいよなぁ
結局、スザクもイヤイヤ言いながら変わったエ○チはしてみたい、みたいな?(笑)
でも、実は今はしたくない一番の理由は、寒いから、だったりします(笑)
この時期に裸エプロンは、まだまだ寒いっすからね〜(`▽´)
ここまで読んで頂きたい、ありがとうございました