テニスの王子様 Book

□Happy X'mas
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「よし、じゃあ心優しいナマエさんがジャッカル君に肉まんを奢ってあげよう!」



そう言われて俺は、半ば強引にコンビニへ連行された。
まぁ、奢って貰えるならいいけどな。



「さぁ、ジャッカル君、選びたまえ!肉まん?あんまん?ピザまん?カレーまん?」
「じゃ、ピザま…」
「肉まん下さい!!」



どこまでマイペースなんだ…。
初めから俺に選択肢は無かったんだな…。
そんなこんなで、大人しく肉まんを食っている俺。
隣には、ホットレモンを飲んでいるナマエ。



「ねぇ、ジャッカル。一口頂戴?」
「え、あ…っ」



俺の食いかけだぞ…?
と思っていると、いきなり胸ぐらを引っ張られて……。



……触れるだけの軽いキスをされた。




「な……!!何を急に!!」
「急に?聞いたじゃん、一口頂戴?って。」
「お前なぁ…」




今日も変わらずマイペースですネ。




 
Happy X'mas
(マイペースと純情)



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