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□お酒と月とそれからお前
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どうしたんだろ‥俺。



―――――――――

あいつには本当に驚かされてばかりだ。
ついこの間までは俺のことばかり追っかけてたナルト。



それなりに可愛がってたんだけど。
最近は俺の追っかけもしなくなり、綱手様や自来也様のお気に入りになって、口を開けば綱手様や自来也の話ばかり。




もちろん師として、教え子が立派な方々に認められて誇りに思う。


だが、ナルトが俺から離れていくことが寂しくてならなかった。


綱手様や自来也様に嫉妬にも似た感情を抱いてしまうのが本音。






――でも、俺がそんな立派な人に敵うはずもなくて‥




『やり場のない思い』
どうしたんだろ俺。
もう、ため息しか出ない。



あの男なら俺の気持ちわかってくれるかもしれない。

「ねぇ‥俺って弱い?」
カカシは煙草をくわえた髭の男に聞いてみた。







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