宝もの

□新年の迎え方
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振り返ってみると一年なんてあっという間に過ぎるもので…



いや、ここ最近二・三年という月日もあっという間で…








言っておくが断じて歳のせいじゃない!!



まぁそんな感じで今年もあとわずか



一年を振り返ってみているのだが…




「カカシ先生!俺ってば強くなったよな」



「そうね、昔と比べると随分成長してるよ」



「先生!私も少しは強くなったかな?」



「うんサクラも修業頑張ったな」




「僕は二人より大分強いですよね」



「あー…そうね…」




珍しい教え子達の呼び出しに応じてみればさっきからこんな感じで




「サスケを連れ戻す為にはまだまだ修業がたんねぇ」


「もっと強くならないと」


「僕もサスケ君にやられっぱなしでは嫌ですからね」



まぁこうして集まるのも久しぶりなんだが




「お前とはいろいろあったけどこの際すっぱり水に流してやるってばよ!
ということでせっかくサイも入ったことだし…」



「私たちもっとチームワークを磨かなくちゃいけないと思います!」



「目的はサスケ君の捕獲ですから生け捕りにするには数で攻める方が合理的ですからね」




一向に塞がる気がしない口からは早くも来年への意気込みを告げてはいるが




「という訳で忘年会を兼ねてチームワーク向上のために親睦会をするってばよ」



「…つまり奢れってこと?」



「上司なんだから当たり前だってばよ!カカシ先生!」




かくして企画された忘年会のスポンサーに抜擢され、今年一年を締めくくることになった



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