宝もの
□新年の迎え方
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「他人と自分の距離をはかるにあたって、どれほどその人の秘密を共有しているかがポイントだと本に書いてありました」
ナルト達に連れられやってきた店
好き勝手注目した料理に手をつけながら親睦とチームワークをテーマに話し出すサイ
「つまりお互いの仲を深めるには隠し事はなしってことね」
「確かに信頼できる奴にしか自分の秘密は話せねぇってばよ」
「うっかり喋られちゃったら嫌だもんね」
隠し事ねぇ
店に入るときレジにいたおねーさんに、お待ちしておりました!
と言われこの親睦会のスポンサーは大分前から決められていたのだと気づいた
「僕には隠し事なんてありませんよ」
「隠し事ってもいろいろあるわよね」
確かに他人に知られたくないことの一つや二つあるだろう
自身の恥ずかしいことだったり、他人を陥れる企みだったり!
「でも忍なら一番知られたくないのは弱点でしょうよ」
これはこの世界では命をも左右する重大な秘密
仲間ですら知らない術を持っている忍だって少なくない
「だけど仲間内ならある程度の弱点は知っておいた方がフォローがきくからね」
「私は術のバリエーションが少ないことかなぁ」
「オレってば…あ…頭が悪いことかなぁ」
「僕の弱点は人の感情がわからないことですね」
うーん、とりあえずみんなちゃんと自分の弱点わかってる…というか認めてるのね
感心感心
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