紅色ノ私ヲ照シテ
□真紅の瞳
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「ゔおい、」
『……ぅ?』
「ぅじゃねぇ、起きやがれぇ」
『ちょ、私仮にも病人…』
バッと被っていた布団を取られた、
それを引っ張りながら怪我を指差した。
「ハッ、出血しながらも俺んとこまで走ってきたくせにな」
『〜〜っ』
うるさい、と呟きながらベットから降りた。
(う…少々フラつくな……)
『て、わざわざ起こす必要ないんじゃなくて?』
「ボスがさっさと決めやがれ、だとよ」
ヴァリアー入隊の件。
クレナはボスに気に入られたようだ。
『ちょ、なんてせっかちなの…決めるのは私じゃん』
「あいつに常識なんてな Σゴッ 痛てぇぇぇぇぇえ!!」
花びんが飛んできた。
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