*本*FF*

□キリ番1800Hit
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遠征にいったザックス…今度は2ヵ月は掛かるらしい。それまで俺は、独りで過ごさなきゃならない。
淋しいというわけじゃない……というのは嘘…ただの強がり。本当は物凄く淋しくて、今すぐにでも会いたい…。
部屋でポツンと独りだけ…今日はまだ2日目。
あいつがいないこんな日々がまだまだ続く。早く俺のとこに帰って来てよ?
怪我をしないでっていうのは無理でも、死なないで帰ってきてほしい。
俺も頑張るから…。


それから…毎日ザックスのいない日々を過ごした…。来る日も来る日も…ザックスのことを考えてしまってる。
べつに、独りでもいいんだ…煩くないし、女役しなくていいし、ベタベタくっついてくることもないから。
「早く帰ってこいよ…馬鹿ザックス。」

ボソリとベッドに座り俯いて呟く。

「寝よ…」

ベッドが広い…寒い…枕が1つ余ってる。ザックスの匂い…。
いつも素直になれず、嫌味を言うけど…本当は…。


クラウド今何してんのかな…ちゃんと飯食ったよな。いや、絶対忘れてるか。
俺がいないと飯すら忘れて本とか読んでそうだなぁ。
早く帰って思いっきり抱きしめて1日中抱きしめていたい。風呂上がりとか…すげー柔らかいんだよな。いい香りするし。暖けぇし。
皮肉で生意気で厭味ばっかいってくっけど、すげー可愛いんだよなぁ〜。
素直じゃねぇだけで、クラウドが素直になればもっ、可愛いのなんの!
クラウドのことで頭がいっぱい。
セフィロスに叱られるなぁ。けど、仕方ないんだぜ!俺達コイビトだからなぁ〜。
早くクラウドに触りてぇ。



やっと今日で2ヵ月が過ぎた。訓練もいつも以上に頑張った。
今日はザックスが遠征から帰ってくる日…。

ちゃんと生きて帰ってくるよな…俺より先に死んだら呪ってやる。

あっと言う間に夜になった。ソファーに座ってザックスを待つ。

「遅いな…」

張り切り過ぎたのかすごく眠い。ザックスが来る前に寝そう…。

「シャワー浴びよう…」

選択はそれしかなかった。シャワー浴びている間にきっと来るって信じてるから。


大分遅くなっちまった。
途中で土砂崩れが起きて道が塞がったからそこから遠回りしてやっと今ミッドガルに着いた。
俺は早くクラウドに逢いたいからさっさとクラウドがいる部屋へと急ぐ。

「たっだいまー!!」

ドアを開けて入ったら調度風呂上がりのクラウドが俺の前にいた。

「ザックス…おかえり」

俺から抱き着こうかと1歩足を出したがクラウドが俺の元に来るなり抱き着いてきた。
ゆ…夢?あの生意気で厭味ったらしで素直じゃないクラウドが!?

「く…クラウド…さん?」

「怪我してないよな?」

俺の言葉を無視して俺を心配してきた。
熱でもあるのか?


すごくザックスが驚いていた…けど、怪我もしないで帰って来たから…俺からの褒美。

「風呂はいってこいよ…汗くさい」

けど、これもザックスの匂い…。
ザックスから離れると風呂場を指差す。

「ああ、んじゃいってくるぜ」

額にキスして上機嫌なザックスが風呂場に行った。


数十分待つと戻って来て、また抱きしめる。

「おかえり」

「おう、だだいま…」

今日だけはうんと甘えさせてよ。2ヵ月分…。
あんたが嫌だと言っても離さない。言わないだろうけど。


−−−−−END−−−−−


静香様リクエストのザックラです…。甘くないですね…しかも前回と少しダブる…あああっ!すみません!こんなもので…どうでしたか?
リクエスト有難うございました!!

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