*本*FF*

□森のおトモダチ
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パロディです…たぶん。



今日はよく晴れた日曜日。クラウドは自宅から遠く離れた、スコールの家に行こうとしていました。

「今日は任務がないって言っていたし、久しぶりに会える」

かなり嬉しいのか頭の上には音符が飛び交う。

暫くすると森の中に入りました。クラウドはふと立ち止まりました。

「確か最近狼が出没するっていってたな…」

何も持たず家から出て来たので、少し不安になりました。

そして、その不安通り狼?が現れました。

「お!!可愛いな!!」

狼はクラウドの側に寄るなりじろじろと全身を眺めました。

「よし!ちょうどいいなっ!俺はザックス!よろしくな、嬢ちゃん!」

ニッと人懐こい笑みでザックスは笑ったが、クラウドは不機嫌そうに頬を膨らます。

「俺は男だ…。大体、あんた狼なんだろ!俺に用があるのかよ!?」

クラウドが怒鳴るように言うとザックスは目をパチクリさせかなり驚いてる。

「マジ?…ちょっと悪いな!」

クラウドに近づき胸をペタペタ触り、そのまま背中に手を回し抱きしめる。

「あー、勿体ねぇ…久しぶりの可愛いコかと思ったのになぁ…男かぁ」

かなりショックだったらしいがぎゅっと抱きしめてる。
クラウドはザックスの胸板でモゾモゾと動く。

「わかったなら早く離してくれ…」

しかし、そんなことにザックスは無視をし抱きしめてる。

「…なにがしたいんだよ…」

呆れ返ったクラウドはザックスに問い質す。するとザックスは満面の笑みでこう言いました。

「俺と付き合ってくれっ!!すげー惚れた!!」

尻尾がパタパタと動き無邪気な笑みでクラウドを見てる。

「悪いけど…興味ないね…」

きっぱりとそう言うと、ザックスは耳と尻尾をへにょっと垂れさせ、悲しそうな顔でクラウドをみてる。

「そっ、そんな顔をしても無駄だからなっ!!」

クラウドは慰めるように頭を撫でる。

「俺にはもう…好きな奴がいるから…」

ボソリ呟くとザックスは不意に聞いてみた。

「付き合ってるのか?」

クラウドはカァっと顔を赤らめ顔を逸らす。
するとザックスはさらにクラウドを離すまいと抱きしめてる。

「なら、名前くらい教えろ」

黒い髪が風に靡く。クラウドは顔を上げ名乗る。

「く…クラウド…」

「クラウドか!サンキュー教えてくれて、ならさトモダチなら構わないだろ?」

ニコニコと機嫌をよくしたザックスがそう提案すると、クラウドもコクリと頷く。

「それなら…いいよ」

そして、ザックスはすんなりと離してやり、クラウドはスコールの家に向かった。



「スコール…きたよ?」

ドアを開けると、昼飯の支度をしていたのか、エプロンをしたまま、出迎える。

「よくきたな…上がってくれ」

「スコールっ!!」

上がると直ぐにスコールに飛び抱き着く。
スコールはキョトンとしていたが、フッと笑い頭を撫でる。

「どうした?…嬉しいのか?」

「うん…」

小さくクラウドがそう言ったのをスコールは聞き逃さなかった。
嬉しくなり抱きしめる。

「あとで、たっぷり愛してやるからな?」

「っ!…その前に昼飯!今日何作ってたんだ?」


そのあと二人は仲良く、昼飯を食べ沢山愛し合ったそうな。

勿論森で出会ったザックスの事は秘密で。

END

後書き、
nano様大変長らくお待たせ致しました。…えっとこんなものでお許しください。文才と妄想力がかけています……すみません。
少しでも楽しんで頂ければ幸です。
リクエスト有難うございました。

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