替歌集 2

□キッチンで兄貴がエビチリ作ってる
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キッチンで兄貴がエビチリ作ってる


本家
「キッチンでカッパがタニシ茹でてる」

唄:俺様サスケ(帝)



兄貴が俺のキッチンでエビチリ作ってる
割と大きめのフライパンで大量に作ってる
「ごめんごめん、ガス代はちゃんと払うからさ」
ガス代とかじゃねぇんだよ


金曜日の夜 仕事は終わり 今日は家で一人
友達に借りた「(補佐官)アルバム」を見ながら赤ワイン

家のドアを開け突然の異臭
チリソースの辛い匂いがする
一人暮らしの俺の家の
キッチンに見覚えのある人影

兄貴が俺のキッチンでエビチリ作ってる
キッチンタイマー片手にエビを炒めてる
「ごめんごめん、トマト入りにアレンジしといたからさ」
アレンジとかじゃねぇんだよ


言いたい事は山ほどあるが声にはならない
兄貴に一体何したらこんな目に遭うんだ

「気にしないでさ風呂にでも入ってろよ」
この状況で風呂なんか入れるか
「ちょうどさっき沸いたところだからさ」
俺は戦慄する

兄貴に親切にお風呂を沸かされてる
帰ったらすぐ入れるようにお風呂沸かされてる
「ごめんごめん、一番風呂は譲るからさ」
二番風呂はやらねぇよ


お風呂から上がると
兄貴の姿はなく
キッチンに残された書き置き
「冷蔵庫の中にプレゼントがあります」

兄貴にエビチリをおすそ分けされてる
お皿にかわいく盛ってラップされてる
「赤ワインに合うパスタ添えにしておいたよ」
ていうか辛くて食えるワケねぇだろ






エビチリ食べたい。
2013.07.14 UP☆


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