U n d e r 2
□frank!
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frank!
[112000hit☆小説]
昨日から徹夜続きのデスクワークも終わり、俺は机に突っ伏せた。
子供の頃の夢が叶って、歴代最強の火影とも唄われる俺だけど、どうしたって書類仕事は好きになれない。
今は大分慣れたけど、初めは10分も集中力が持たなかった。
小腹が空いたから、もぐもぐと咥えていたフランクフルトを食べている最中、部屋の扉がノックされる。
「…入れ。」
俺は口の中のモノを飲み込んで返事をした。
正面の扉が開き帰って来た補佐官に顔を上げる。
俺はその儘椅子を立って、自分が使命した補佐官のサスケに飛び付いた。
「おかえりなさい!」
「只今帰還致しました、火影様。」
整った口調で口にしたサスケが、一度俺の頬を撫でて唇を重ねる。
俺はサスケの首筋に腕を回した。
サスケが里に戻って来て、俺の所に帰って来てくれる…
それが本当に嬉しくて、幸せで。
だから俺はサスケを自分の補佐官に付けた。
「……ナルト、寝てないのか?」
「ちょっと寝不足、かな?でも平気だってばょ。」
「いけない方ですね、火影様。俺が任務に出てる間は睡眠を取って下さいと…言った筈だろ?」
「ひゃっ!?///」
俺の目元を指で撫でていたかと思うと、サスケは襟首を捲って首筋に吸い付いた。
右腕で躯を支えながら、左手を服に偲ばせる。
サスケの細長く冷たい指先が肌に触れて、躯が震えた。
「あ…サスケ。///」
「折角お前をどう啼かせるか考えて帰って来たのに…溜まってるんだぜ?ヤりたくて仕方ねぇ。」
「ば、莫迦。俺だってサスケに抱いて欲しくて……だから、待ってたんだょ?眠いの我慢して仕事してたんだってば。///」
恥ずかしくてサスケのジャケットを掴む。
今日サスケが任務から帰って来るのが分かってたから、眠れなかった。
ちゃんと帰って来た時に「おかえり」って言いたくて。
暫く沈黙が続いて、俺は俯いた。
「大好きなんだってばょ。サスケにしかこんな事言わないし、してあげないもん。///」
「ウスラトンカチ。その天然直せょ、俺の理性が幾らあっても足りやしねぇ…。」
そう言ってサスケは俺を壁に抑え付けると、咬み付く様なキスをした。