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熱膨張
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僕達は青春しています。





熱膨張





職業柄というか、役職柄というか、俺は夜勤になることが度々ある。
いつもなら眠いだ何だと思いながら真面目に仕事をするが今日の俺は違った。

今夜は沖田さんと一緒です!

浮き足たってしまうのはもう許して貰いたい。
ついでに口元がニヤけるのも。
あぁあとムスコがニヤつくのも。嘘ですごめんなさい。
屯所で一緒に…とかそういったことはなくはないですし、まぁ言葉は悪いんですがヤることはやってるっていうか…
本当そういう時の沖田さんは可愛いというか綺麗というか、凄く色っぽくて、ホントあの色副長や他の人に食われてなくて良かったと思ってます。
有難う!神様!何か全部ありがとう!
\(^o^)/この絵文字の気持ちが分かるぐらい

僕は今浮かれています!



「…何ニヤニヤしてんでぃ?」
「え、あ、いえ別に!は、はははっ!」

浮き足たったままの俺を引き戻してくれたのは勿論隣の思い人。

「今日もほどほどに平和ですね」
「あぁそうだなー」

俺、今、凄い幸せじゃね?
こんな夜勤だったらいつだって大歓迎です。
シフトを作る副長に久しぶりに感謝した気がする。
副長も素敵な恋人作ってください。
まぁ沖田さん以上の人そういないと思うけどね!
勿論本人には口が裂けても言えません!

「ザキーもう良くね?」
「あとちょっとですって」

あまりの平和さに飽きてしまったのか、すでにだらだらと歩き出した沖田さん。
そんな姿も可愛いです。
口尖らせておねだりしてくる姿も最高です。
表向きは苦笑いするように諭す俺…大人じゃね?
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