FF駄文

□A girl's suffering
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「なっ何を考えてるんだよエッジ!!」

「いたいけなリディアに、妙な事を吹き込むんじゃない!!」

「ほんと油断も隙もない…!!」

エッジが全て言い終える前に、セシルが鞘をつけたままのエクスカリバーで、ローザが予備に持っていたルーンの杖で、カインが逆手に持ったホーリーランスでエッジの頭を殴りつける。
エッジは地面にめり込む勢いで、ドシャリとその場に沈んだ。

「え?あれ?何で3人共、エッジを殴ったの?せっかくいい方法教えてもらったのに…。」

突如地面に突っ伏したエッジに、殴ったポーズのままのセシル、ローザ、カイン。
リディアは4人を見比べ、キョトリと首を傾げる。
するとローザががしりとリディアの肩を掴んで、どこか切羽詰まった様子で口を開いた。

「リディア、エッジが言った事は全然いい方法じゃないのよ。」

「…そうなの?でも、そうしなかったら、あたしの胸小さいまんまなんだよね…。」

「リディアの胸はちっとも小さくないわ。エッジが、少し意地悪言っただけなのよ。」

「……でも、ローザの方が大きいもん…。」

ローザが説得しても、リディアは一向に納得しない。
確かに揺れる程大きな胸を持つローザがそう言っても、説得力など有りはしない。
ローザはため息を吐くと、言葉を換えて再びリディアを説得し始めた。

「リディア、そういう事はね、特別に好きな人とじゃないとしてはいけないの。誰にでもしていい事じゃないのよ。」

「特別に好きな人?」

「そう。リディアがずっと傍にいたいって思えるぐらい好きな人とじゃないとしちゃいけないの。」

「そうなんだ…。」

漸く納得したように呟くリディアに、ローザはホッと安堵の息を零す。
セシルとカインもホッと息を吐き、顔を見合わせてやれやれと笑みを浮かべた。
だが次の瞬間、リディアはローザの元からカインの方へと駆け寄っていく。
キョトンとする3人を余所に、リディアはカインの前に立つと小首を傾げて胸の前で手を合わせた。

「あたし、カインの事好きだよ!だからカイン、お願い!!」

「はっ!?」

「!」

「あら…。」

突然の告白に、カインはビシリと固まってしまう。
セシルとローザは互いに近付き、驚いたように顔を見合わせた。
その間も、リディアは上目遣いでジッとカインを見つめる。

「ねぇカイン…お願い!あたしの胸、おっきくして!」

「ば…大きな声で言うな!!」

「あら…リディアったら大胆ね。」

「リディアって、カインの事好きだったんだね…。」

大声でこっぱずかしい事を叫ぶリディアに、カインが真っ赤になって制止の声をかける。
ローザはクスクスと笑い、セシルは驚いたように目を丸くしていた。

「ちょっ…おいカイン!!!おまっおいしいとこどりかよ!!?」

だがそんな急展開に、この男が納得するはずもなく。
いつの間に起き上がったのか、エッジが鋭い眼差しでカインを思い切り睨み付けていた。

「なっ!?おいしいとこどりも何も、お前がおかしな事をリディアに吹き込んだからだろう!!」

「おかしかねーよ!!事実を教えてやったんだ俺は!!」

「ねぇカイン!あたしの胸揉んで大きくしてよぅ!!」

「だっだからリディア!誤解を招くような事を大声で叫ぶな!!」

エッジが必死に叫ぶと、リディアもまた負けじと大きな声で叫ぶ。
カインは突然の告白やら破廉恥な行為、更には絶対に自分に非がない事を叫ばれ、顔を真っ赤にしてアタフタと叫んでいた。

「フフフッ!あんなに慌てたカイン、初めて見たわね!」

「リディアがカインに恋してるのかぁ…応援してあげなきゃいけないねぇ。」

ぎゃーぎゃー喚く3人を余所に、バカップル…もとい、セシルとローザはのほほんとそんな事を言っている。
そんな2人の姿を視界の端で捉え、カインは今までで一番の頭痛を引き起こしたのだった。


          Fin…?


エジリディと見せかけてのカイリディ。(バレバレ)
若様とリディアのやりとりって結構好きです^^若様が報われませんけど(笑)←だからエッジファンに謝れ
無邪気なリディアに翻弄されるカインも好きです^^カインがめちゃくちゃ苦労してますが(笑)
中々のお下品ネタですみません!
ふと思い付いたんでつい…;;
ちなみにタイトルは乙女の悩みとまんまな感じです;;
ドタバタしたんで、カイリディ甘い感じでオマケもつけてみました!
よければ読んでやってくださいな^^
ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!


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