FF駄文
□過去拍手駄文
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〜おまけ〜
エッジが戻ってきても2人は帰って来ず、3人は2人を探しに花畑の方へと来ていた。
「カインったらどこまでリディアを呼びに行ったのかしら。」
「…ったく。せっかく俺様が(リディアの為に)大量に捕ったっつーのによ。」
「あ、あそこの木の下にいるんじゃないかな。おーい!カイン、リディア!」
木の下の人影に気付いて、セシルが2人を呼びかける。
だが人影はピクリとも動かず、3人は首を傾げて木の方へと移動した。
「!!?なっ…なっ…!!」
「あら……。」
「2人ともポカポカしてて気持ちいいから寝ちゃったんだね。」
木の下で寄り添ってスヤスヤと眠る2人を見て、エッジがわなわなと震える。
ローザは口元に手を当てて微笑み、セシルは穏やかに笑ってクスクスと笑いを零した。
「リディアはもちろんだけど、カインも穏やかな顔して可愛いわね。何だか起こすのがもったいないくらいだわ。」
「なっ何呑気な事言ってんだよ!カインの野郎…人に魚捕りに行かせといて、(俺の)リディアになんつー真似を…!!叩き起こしてやる!!!」
「うるさいよエッジ。2人が起きちゃうじゃないか。それに、いつからリディアが君のものになったんだい?」
ニコニコと微笑むローザにツッコミを入れ、エッジが憤慨しながら拳を握り締める。
そんなエッジの肩をポンポンと叩き、セシルは殊更ニコリと笑顔を浮かべた。
…背後に、真っ黒なオーラを背負いながら。
「い、いや、つい希望が口から…じゃなくて、んな事よりお前ら!カインがリディアにくっついてんのはいいのかよ!?」
「あら、別にいいじゃない。誰かさんと違ってカインは変な事しないでしょうし。」
「うん、それに何だかこの構図、すっごく微笑ましいしね。」
セシルの気迫に冷や汗を流しながら、エッジが悔しそうに声を荒げる。
ローザとセシルは互いに顔を見合わせ、ニコニコと微笑み合った。自分の時とはあまりに違う対応に、エッジの体がプルプルと震える。
「な、何だよ…!!俺の時はもっとこう…理不尽だあぁっ!!!」
「「エッジうるさい!!」」
地団駄を踏むエッジの声と、冷ややかなセシルとローザの声が辺り一帯に響き渡った。
(…起きるに起きれん…。)
実は3人が近くに来た時に目を覚ましていたカインは、3人のやりとりを聞いて中々起きる事ができないのだった。
おしまい
親バカ+リディアバカ(?)のやりとりが書きたかったのです!
…にしてもエッジの扱いがあんまりですね;;(いや、エッジも好きなんですよ?)エッジ好きさんごめんなさい!
お粗末様でした;;
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