白夢語り-1

□『仮宿』
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 常に話しかける女―







 時に唄を口づさむ―








 『悪魔』として存在する己とは、無縁のモノ―…








『これが正義超人どもが言う〈愛〉か…』








 不愉快ではないが、不可解なモノ…












 数日後、仮宿が己のパワーに…、悪の気に耐えられずに、死に絶えた…。









 女の身体を離れ、再び、流れに任せ、漂う。







 「ありがとう…」






 去り際に女の呟きが聞こえた。







 
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