ぐっちゃぐちゃBOX
□拍手3
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* フェイタンに似ますように *
「急になんね」
『願掛け』
「誰がワタシに似るように願掛けたか」
『もう間もなく生まれ来るベイビーがパパになるフェイタンに似るように、だよ』
「・・・」
『嫌でした?』
「そんなことないね。でもワタシはお前に似た子を見たい…」
『あ!動いた動いた!お腹の中で「俺生きてるんだぜ☆」って自己主張してるよフェイタン!』
「あ、そ」
『ちょ、何ふてくされてんのさ。変なパパでちゅねー。あ、また蹴った!』
「触らせるよ」
『はい?』
「お前のお腹ね。ワタシに触らせるよ」
『あ、どうぞ。優しくしてね』
「それ、エロくてそそるよ」
『やめて。純真無垢なベイビーが変な言葉覚えて生まれてきたら困るからやめて。』
「動かないね」
『変なこというパパに対して反抗期迎えたんじゃない?』
「生意気ね、生まれてきたら殺してやるよ」
『ちょっ!あんた自分の子供に対して何言ってくれちゃってんのかなああああ!!!??』
「ハハ、冗談ね」
『冗談でも言うなって…』
「『あ、』」
「動いた、よ」
『うん…動いたね』
「こいつ生きてるか」
『生きてるよ、パパに会いたくて必死に生きてますよ』
「そうか」
『フェイ…』
「ワタシ、こいつの名前考えてやるね。だから健康に生まれてくるよ。分かたか?」
『分かったってさ』
「お前も必ず元気に生むよ。お前自身も健康じゃなきゃダメね」
『ふふっ、私やっぱり子供はフェイタンに似て欲しいな』
「殺人鬼になるよ」
『でも心優しい人になると思…あ』
「なんね」
『私もフェイタンも背が低いからさー、男の子だったら可哀想だね。ベイビー、パパが小さいばかりにごめんねー』
「お前今夜覚えてるよ」
『ちょ!妊婦相手に何言ってくれちゃってんのこの人!』
「ワタシは今夜お前の見たがてた番組見せないつもりで言ただけね。顔赤らめて何のことだと思たか」
『きいいい!!!!!!!』
「おい」
『なんですかコノヤロー!!!』
「愛してるよ」
気持ちが破水しそう!
幸せが溢れて仕方がないの
拍手上*
「お前に似た子も欲しいね」