Poem

□おにいちゃん
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おっきなかぶとむしをつかまえたかった

おっきなくわがたを見てみたかった

だからひとりで取りに行った

おっきなかえるがこっちにやってきた

こわくて泣いたら

おにいちゃんがきてくれて

ぽおいてほうりなげてくれた

おっきなかえるはおっきな声をあげていなくなった

ぼくがおっきな声でおにいちゃん!ていったら

おにいちゃんはあたまをわしゃわしゃしてくれた

おにいちゃんはぼくよりずっとおっきい

おにいちゃんはぼくよりずっとつよい

やさしい

そんなおにいちゃんが大すきです

「かえろうか」

ちっちゃな声でおにいちゃんが言った

おにいちゃんみたいになりたかったから

ぼくはおっきな声でへんじをした

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