Other

□チョコ
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――――――――――

「せ〜つなっVv」
「…………なんだ。朝っぱらから気持ち悪いぞロックオン」

まるでダメ人間を見るかのように後ろから抱き付いてきたロックオンを見る。そして朝からテンションが高いのに呆れて刹那はため息をついた。

「酷い!お前、恋人に言うセリフかよそれっ!!」
「……じゃあなんだ?変態とでも言うのか?」
「やめなさいっ!ロック兄さん立ち直れなくなるからっ」

さっきまでの調子は何処へいったのか。だか、刹那にどんなに言われても刹那からは離れようとしない。その逆でさっきよりも腕に力がこもってきたような気がした。

「ん?……なんか甘い匂いが」
「あぁ、これ多分コレだ」

パッと刹那にまわしていた手を離して、自分のポケットから一つの箱を取り出して刹那に渡した。

「……なんだコレは?」

渡された箱は青い包み紙に包まれて緑のリボンがついていた。

「あー……やっぱり知らないのかっ」
「は?」
「バレンタイン。今日は好きなもの相手にチョコを渡すんだぜ!」「そ、なのか?」

ちなみに、と付け足して刹那に渡した箱を指差して、

「その中身、チョコだから」
「っ!/////」

(可愛いな。刹那は………)


「…ロックオン?……っ!?」
「……刹那」

刹那が上を向くと暗い影が落ちてきたと思うと口に温かい物が触れて口を塞ぐ。遅れてソレはロックオンのだとわかった。

「んっ……ふぁ………ぷはっ」
「ごちそうさま」

ペロッと舌を出してにこりと笑った。刹那はロックオンの顔見て真っ赤になる。

「ハハっ。刹那顔真っ赤だぜ?」「!!?……っ////」



この光景をプトレマイオスの何人かが見ていて、刹那からパンチを食らったのだった。


おまけ→


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