書物


□蛍
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「蛍を見に行こう。」



ずーっと前に2人で約束した。





訪れは突然だった。






昌浩は今日は夜警に出ないで部屋にいる。


ふと外を見ると星が綺麗に見えている。



「今日は星がたくさん見えるなぁ。」と思った。


「あ、流れ星。」


光の筋が現れ一瞬にして消えた。



「もっくんも来て見たら?凄いよー。」


部屋で寝そべっていたもっくんは「んー?」と返事をして昌浩の隣に座る。
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