小説
□名探偵だよ!!ハジケ組!!!後編
1ページ/4ページ
いよいよ作戦実行当日…
作戦内容は至って簡単だ。
ビュティがソフトンに友達の家に泊ると言い、ソフトンがOVERを誘う事を祈る。
ハジケ組メンツがクローゼット、ベットの下、屋根裏などに隠れて成り行きを聴く。という作戦だ。
ソフトンがOVERを誘わなければその場でgameoverである。
が、ビュティ曰く絶対誘う!らしい。
「じゃあ行って来るね、お兄ちゃん。」
ソフトンは何も知らないまま、ニコニコと笑っているビュティを見送る。
「あぁ。気をつけてな。」
「お兄ちゃんもねっ♪」
「…?あぁ、」
何だかんだでのり気な妹は、
訳の分かっていない兄に背を向け走っていった。
「破天荒さーん。」
「ぉ、譲ちゃんうまくいったか?」
「はい♪勿論です!」
ここは隠れる場所が無い、興味が無い人のための溜まり場。
と言っても春らしく桜の木の下にレジャーシートで待機。盗聴機のおかげで御丁寧に声だけは聞こえます。
「破天荒さんは行かないんですか?」
「ぁ?俺はいーんだよ。おやびん以外興味ねーし。」
「あ、そうでしたね。」
破天荒の他、首領パッチ、スズ、軍艦、インダス文明がいる。
《…ピーンポーン、》
「…!!」
盗聴機から出たチャイムの音に全員が緊張感に包まれた………。
「いらっしゃい。」
「…おう、」
((OVER先生!!ほんとに来たー!!!))
「さ、入ってくれ。」
「邪魔するぜ。」
ソフトン部屋
屋根裏には天の助、壁に隠れ身の術で隠れている黄河文明、ベッドの下(奥の方)にライスがいる
「OVER、すまんが……、」
「あ?またすんのか?まさかその為に呼んだんじゃねーんだろな、」
「そ、そんなことはっ、……すまない、迷惑をかけてしまって………、」
「……まぁテメェが良いなら良いけどよ」
(いきなりだー!)
(昼間から盛ってんじゃねー!!!)
(ヤる?ヤるのか?見てぇっ←)
「……じゃあ、風呂入ってくるな。」
(元う〇この分際で積極的なんだよー!!)
「ああ。」
.