土×日

□香穂ちゃんの願いは…
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香穂と付き合い始めて数週間。
照れ臭いのも手伝って、公表はしていない。
知っているのは、佐々木、天羽、あとはアンサンブルのメンバーくらいで。

特に秘密にしている訳でもないし、その内広まって行けば、それはそれで良いと考えていた。

だか、香穂はどう思っていたんだろう…?

ある朝

「土浦君、これから少しの間、送り迎えいらないからね。」

「…香穂?」

「へへっ//」

問い詰めても、いつもとは違い、口をわらなかった。少し、腹立たしい事も手伝ってそれを承知してしまった…
まあ、同じ普通科だし何か変な事でも起こればすぐ分かる。
しゃくだか、香穂のクラスには佐々木も居るし…
それに、放っておけばその内香穂も俺に会いたくなるだろう…。

次の日から、香穂は宣言通り、登下校の時間をずらしやがった。

最初は放っておいたんだが、数日香穂と顔を合わさないと…流石に気になってきて…

昼休み、佐々木に用事のふりをして教室を覗いてみる…
居ない…

「土浦〜日野さん探してるのか(笑)」

「んな訳ねぇよ」

佐々木の挑発にムカついて、香穂の事聞けなかった…
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