現実逃避
□火燵ってコタツって読む
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かなりの勢いで玄関のあれが鳴ったがこれは完璧に奴の仕業だ。
………………池内………………………。
奴は腹いせをして帰ったらしい。
てかそんなの今はどーでもいい。再放送のほうが大切だし………。
気にしないでリモコンを手にとった。
おっつ……………テレビの主電源入ってねェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッッ!!!!!!!
誰かいねぇか……俺のためにテレビを点けてくれ……
カーテンもついてない窓の方をみる。
なんか誰かいた………
泥棒Side
あれ?こっち見てる?
さっきヤローがピンポーン連打しても出なかったのに……………
めっちゃ見てる。めっちゃ見てる。めっちゃ見てるゥゥゥゥゥゥ!!!
「来いよく来てくれた早く来いつか来て下さい」
「えええええぇええぇぇ」
窓は開いていた。入ってからも物凄い勢いで歓迎される。
「よくぞ来てくれた
お願いだッッ
テレビの主電源、入れてくれ」
そんなのですかァァァァァ
俺はコンセントにぶっさした。
「ぴん子きたぁ−−−−」
なんかめっちゃ喜んでらっしゃる