PARAISO -Vol.2-
2010/03/012-13 大阪心斎橋SOMA
【DRESSCODE：animal（動物）】
「PARAISOvol.2スタートです！」
今回、この言葉を述べられたことを、本当に有難く思っています。
未曾有と言っても何ら行き過ぎない、大災害。
心より、お見舞い申し上げます。
前回の、まだ夏の匂いが残ったあの夜から半年。
あの頃から幾分かずれ続けたように、少し長い冬を越えての小春日和。
再び、楽園の扉を開くことが出来ました。
今回も少し開場が遅れてしまいまして、申し訳ありませんでした！
今回のドレスコードは【animal(動物)】。
思い思いのお連れ様とご一緒のお客様を見かける度、スタッフのテンションはそれだけでだだ上がりです笑
今回、スタッフ勢は超気合入れて挑みました！お陰で、若干仮装大会のようだったのはご愛嬌＾＾
デジタルなSEから口火を切ったのは、真っ赤な金魚を纏ったDJ TK！
スタートは、メリーから。最初ということもあってか、まだまだ遠慮がちなフロアの雰囲気をぐいぐい引っ張り上げます。
得意なピコピコサウンド中心のセットリストから一転、baroqueからは一気にライブさながらのフロアの盛り上がりに！
そしてやっぱり強いのがギルガメッシュ。イントロからのヘドバンは圧巻でした！
熱を煽るばかりの暴れ曲並びで、お客様がどんどん前に行ってくださるのが嬉しかったです♪
幕間にて、今回はスタッフの紹介をさせて頂きました。
それぞれの纏う動物達は、いかがでしたか？
多分、今回スタッフが一番気合入れたのが、衣装です。
実は、メイクと着替えのために4時間かけたんですよ！笑
そして続くはDJ JINが、狼の皮を被った暴れ曲タイム。
…なんだか急にフロアの雰囲気が変わったのは、きっと気のせいじゃないはず。
煽る気満々のJINのセトリに、暴れる気満々で突っ込んできてくださるお客様。
タイトルが表示されるたびに歓喜の声が上がっていたのが印象的でした。
それにしても、このターンでヘドバンをするお客様達の振り方が、潔い振り方で本当に美しいヘドバンでした笑
続いては、「歩くパワースポット」DJ SUへ。
この日、スタッフ間でひたすら「ずるい」と言われ続けたSUの衣装はご覧になりましたか？
狐を連れての和装なんてねぇ、ずるいですよねぇ笑
Kagrra.からSU自ら扇子を持ってフロアを煽ります。続くダウトではフロアもステージも一体になった横モッシュは本当に楽しそうでした！
人格ラヂオでは、JINとスタッフによる小芝居も挟みつつ、自前の某夢の国の鼠さん(若干難あり)でお客様を殴打！笑
と思いきや、お客様に混じって踊っていたスタッフを強打！隣のお客様は、優しく殴打笑。
素晴らしい贔屓でした。結構、痛かったぞ(^-^)
Psycho Le Cemuの、お客様も一緒になって踊ってくださった光景は壮観でした！
細かいフリの曲は、揃うと本当に素敵です♪
そして、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうリズム＆ハンドクラップ。
QUEENの"We will rock you"に乗せて始まるのは、今回の目玉企画でもある「ヘドバン大会」！
その名の通り、一番強靭で美しいヘドバンを披露し、競い合うという企画です。
…が、参加者様がいない！笑
とっさの呼びかけに応じてくださった参加者様、本当にありがとうございました…！
ちなみにルールは、こちらが準備したヘドバン計測器(詳しい形状はご覧になった方の胸の内に是非仕舞っておいて戴きたい)を頭部に装着し、10秒間の曲の間に何回ヘッドバンキングが出来るか、という至ってシンプルな方法で、3人×2ラウンドを行い、勝ち抜いた方同士がキング・オブ・ヘッドバンカーを目指して決勝にて熾烈な戦いを繰り広げる、バンギャな皆様なら思わずアツくなる企画となっております。
実際、大変手に汗握ったり、目頭が熱くなったりしました(皆様の優しさ的な意味で)。
そして事件は、決勝で待っていたのです。
MCによる会心の小芝居(…)で呼び込まれたのは、奇妙なウサギのお面に黒いコートの怪しいやつ。
その名も「DJ ウサギさん」！
優勝はボクのものだウサ！とでも言わんばかりに(ホントに言ってないですよ)飛び込み、急遽決勝戦はウサギさんを交えた3人で行うことに。
決勝戦は『残酷な天使のテーゼ』の高速Ver.に乗せてヘドバン開始！
途中途中でポーズを決めて余裕のウサギさんと、何故か肩組みヘドバンを披露してくださる猛者のお二人。いやはや、本当、素晴らしいです(笑)
結局余裕をかましたウサギさんは敗退、ヒョウ柄のパーカーをお召しのお客様が優勝！
MC「あなたは最高のバンギャであります。これからもバンギャを続けていくだろう皆様に熱いメッセージをお願いします！」
優勝者様「え…へ、ヘドバン最高ー！」
一同「イエーイ！パチパチ…」
ご参加くださった皆様、ありがとうございました！！！
そしてうなだれていたウサギさんが着ていたコートと仮面を脱ぎ捨てると、現れたのはDJ JIN！
(バレてたと思いますけどね！笑)
ヘドバン大会の熱を引き継ぐような後半の幕開けに、お客様もヒートアップ！
やっぱり強いのが蜉蝣ですね。きっといつまでも、愛されるはず。
続くDJ TKのターンはフィジカルに訴える電子音の踏襲。
メトロノームのφD〜では、フロアのほとんどのお客様が回ってくださって、壮観♪
続くDJ SUは、きっと待ち望んでた方も多かったはず、久々のYUKKEコス姿での登場！
LM.Cでの、スタッフによる妖艶なダンスに、ゴールデンボンバーでのお客様も一緒になったフリに、竜太朗コスのスタッフの登場と、見所満載！
あっという間の後半戦を越えて、残すはDJ3人によるラストスパートタイムに突入。
cali≠gariから始まり、メリーやムック、ディルなど暴れ曲が続くフロアに、会場後方に設けた休憩スペースにいらしたお客様が、突然フロアに飛び出していかれるシーンもよく目にしました。
DJ TKの「ラストでーす！」でかかったのは、Phantasmagoriaの「神歌」。
ラストにふさわしい、フロアまるごとが一体になったようなフリは、圧巻の一言でした！
そして無事、終演。
温かい拍手を、本当にありがとうございました。
全く理解し難い現実があって、私たちに出来ることはなんだろうと考えた結果の、開催決行でした。
今回から関東のスタッフも増員してパワーアップする予定でしたが、震災の影響で来られなくなってしまいました。
関東方面からご予約のお客様も多数いらっしゃいましたが、同じく困難な状況でした。
当日大阪入りをしてからも悩みましたが、お越し頂いたお客様の笑顔を見たら、開催してよかったと思えました。
今回はアンケートを設置させていただいておりました。
その中の回答に「前日に地震あって憂鬱な気分でしたけど、PARAISOきて元気になれました！」というのを頂きました。
こちらこそ、元気を頂きました。本当に、やってよかったです。
次回は、夏の終わりを予定しています。PARAISOも1周年です。
どうか、その頃にはまた同じく笑顔で皆様にお会い出来ますように。
また、非現実の楽園の扉を少しだけ開けて、お待ち致しております。
