今日は僕の誕生日。
だからアニキと剣山くんが誕生会を開いてくれるらしい。お菓子とジュースを用意してお祝いしてくれるんだって。 凄く楽しみで、いつもより早く起きて張り切ってレッド寮にアニキを起こしにいった。


いつものようにドアを開けて大きな声でアニキを起こすはずが、アニキはもう起きて着替えている。

「おはよーアニキ、起きてたの?」
「おー!早いだろ?」

アニキはニコニコして僕の側にくると僕にギュッと抱き着いてきた。
その腕の温かさにうっとりしていると、耳元で優しく囁かれる。

「翔、誕生日おめでとう。」
「ありがとうアニキ…」

くすぐったくて潜り込むようにアニキの胸に擦り寄ると、ほっぺに優しくキスが降りてきた。

「わっ!?…アニキ?」
「へへ、翔のほっぺやわらけー!」

ビックリして見上げた僕に、アニキはニコニコしながら新発売のカードパックを差し出してきた。反射的に受け取ってしまった僕にアニキはガッチャのポーズでプレゼントだぜ!と笑った。




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