本を読む君

□本を読む君
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今、俺とマカは図書室で一緒に本を読んでいる。とはいうものの、俺は本を読んではいない。 読んでいるのはマカだけだ。さっきから俺はマカの横顔を見ている。 「・・美しい・・・」 「なんか言った?キッド君」 マカが言った言葉にハッとして俺はとっさに言葉を返した。 「な・・何でも・・・ないぞ・・」 「どうしたの?キッド君顔あかいよ。ねつでも出たの?保健室いこうか?」 「だ・・大丈夫だ。しんぱいするな」 「本当に大丈夫?まぁキッド君が大丈夫ならそれでいいけど・・・」 マカは本当に優しい・・愛しているぞ。マカ

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