∞連載Novel∞

□【1】復活の証
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ここにいると人工の光は一つもなく
白い三日月と無数の星の光だけで、こんなに明るいものなのだと気づかされた

そして
青白い光は、浮かび上がった妙な物体を不気味に彩る


森の中を進む俺達は
仲間を捜し出すという使命を負いながらも

夜を迎えた森の中は見通しがきかず、すっかり方向を見失っている状況だ

フン、俺としたことが…情けない


気づけば、ずいぶん奥地に入ったらしい

森はさらに深くなり、サブローが実態化ペンで出した懐中電灯を頼りに進んでいたのだが

「…これは…」

驚愕のこもった声で呟いたサブローは、しゃがみ込んだまま呟いた

視線の先には、石版とアノ妙な暗号

よく見ると、俺の足元にも奇妙な石版が地面に埋め込まれており
ライトに照らされて、青白く文字列が浮かび上がっている

…いや
照らされているのではない
…石の面が光っている…のか?

気づかなかった

大きな振動とともに現れたあの物体に気を取られていたせいか

それとも
事態とコレは関係してるのだろうか

この迷宮全体が遺跡だと考えれば、考えられなくもない


サブローは、じっと地面に手をついたまま
その浮かび上がった文字を眺めている



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