□■過去ログ集■□
□生きる意味。ここにある心。
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貴方の事が好き･･･
そう思うのは罪ですか？
何よりも誰よりも貴方が愛しいと思うのは、
穢れた僕に許される事ですか？
ー生きる意味。ここにある心ー
最初はその瞳に心を奪われた。
それから長い髪、言動、行動全てが僕を狂わせる。
マナをこの手で壊したあの日。
アレンはマナに誓っていた。
『もう泣かない･･･貴方以外愛しません。』
この醜い腕を愛してくれた唯一の人。
愛しい自分の大事な大事な人。
あの日誓った言葉に嘘偽りはない。
だが、時間は残酷だった。
『人の記憶など、いつかは消えて儚く消えてしまうもの。』
どこかでそんな言葉を聞いた事があった。
最初は難しすぎて、言葉の意味が分からなかったが…今ならわかる。
だから、なおさら自分を戒めていなければならなかったのだ。
アレンは空を見つめていた。
何時間も草の上に横たわりながら。
それはアレンの大好きな時間の一つ。
穏やかな風が頬を優しく撫でる。
そのまま瞳を閉じて、自然の音に耳を傾けていた。
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