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□night by night
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やはり、夜は特別すぎる。
「結局…こうなるんだよね…」
「先に仕掛けたのは誰だ」
「……」
あれは普通にキスしただけじゃない、とテンテンは密かに思った。
お互い任務から帰宅して、
直ぐにネジの家へ。
今日はゆっくり休もう、のつもりだが。
それが彼にどうしても通じないみたいで。
それに明日は休みなんだし、
と馬鹿馬鹿しい理由が。
それに対して、
テンテンは心の準備が
決まるまで遅くて。
「んんっ……ぅ…」
キスまで何時されるか、
解らないまま。
呼吸なしで、されて。
「っ…はぁ…ん」
唇が離されたかと思い、
その途端に解けた茶色の長い髪が引っ張られて。
口内が舌で犯されて。
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