幻想 −鬩ぎ合い−

□疑る視線 (熱い視線])
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「ちかさん、今日はありがとうございます。」


「ん〜?いいのいいの。ひろみと一緒にご飯にいくの久々だしね。」


「はい〜♪ちかさんと二人でどこかに行くのって初めてでうれしいかも〜。」


「あれ?二人で行ったことなかったっけ?」


「ないですよ〜。大抵、誰かと一緒ですよ。」


「ああ、そうね。ひろみと行くときは大抵、キムとかが一緒だわ。」


「そうなんです。だから今日は、ちょっとうれしいです♪」


「うふ。よかった。せっかくだし、二人でしか出来ない話しようね〜♪」


「え?二人でしか出来ない話?」


「そう。ま、まず飲もう!」






今日、ひろみをご飯に誘った理由。


もちろん一緒にいるのが楽しいし、かわいい下級生だしって理由もあるんだけど、一番の目的は、やっぱり、ひろみの気持ちを知りたいってこと。


ということで、とりあえず、酔わせてみることにした。


いっぱい飲んで、いっぱい食べて、そろそろいい具合に酔って来たな・・、ってところで、つっこんで聞いてみる。





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