幻想 −睦み合い−

□黄色い包み紙
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でも、なんて声をかけたらいいかな。





朝から、何度もあの子をみてるんだけど、今日はまったく目があわない。





避けてるのか?




いや。




あの子はそんなことしないか。





よくよく考えたら、いつも、あの子から、声をかけてくる。





「ちかさ〜ん♪」




「ちかさん、あの、ちょっと聞きたいことがあるんですが・・。」





「ちかさん、ちかさん、見てください!」





あの子が呼ぶ 




「ちかさん」 





という声が心地いい。




あの子の私を見る目線が心地いい。



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