幻想 −紡ぎ合い−
□87期(華の期)
2ページ/4ページ
「な〜に話してるのかな〜(にっこり)」
あえて、笑顔でハナの期の後ろで仁王立ち。
「「「・・・・!!!!!」」」
「コマ?ちぎちゃん?かおり?」
恐る恐るというように、振り向く3人に。
ますます微笑んで見せる。
「あ・・・あの・・・・。ちっちがうんです。」
「ああああああああああ。」
「えっとあの、その。だから・・・。」
各々声は出してるけど、言葉になってないよ。
「そんなに知りたいの?」
「え?」
「おっ教えてくれるんですか・・・・・??」
「・・・・。」
びっくりした顔のコマ&かおり。
期待に満ちた瞳で私をみつめるちぎ。
さすが、付き合いが長い2人は私のことをよくわかってるよね。
ちぎは、まだまだ・・・だけどね・・・。
「教えるわけないでしょ?っていうか、だいたいさ。3人とも、まだまだだよね。もっと観察しないと♪」
「え?」
「へ?」
「ほえ?」
「うふふ。さて、なんだか、のど渇いたな〜♪」
ちぎちゃんとコマの肩を軽く抱いて、覗き込んでみる。
「あ〜、もちろん、おごります〜!!」
「何飲みたいですか〜?」
「あ。買ってきます!」
口々に、一生懸命フォローしようとしてるハナの期に、くすりと笑ってしまう。
「じゃあ、アイス珈琲がいいな。」
今度は本当に笑顔で3人をみる。
.