幻想 −紡ぎ合い−

□サプライズ
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突然、こんなメールが回ってきた。


なんなの!?と電話を折り返してみるけれど。


ヒロムの電話の電源は落ちていて。


時間を確認してああそうかと、納得してしまう。


どうやら、公演の休憩中に打ってきたらしく。


今はもう、公演のまっただなか。


そりゃ電話しても出ないよね。


仕方ないとあきらめて、スケジュール帳をチェックしてみる。


残念なことに、なんの予定もない。


残念なこと?


うれしいことかな?


先日のテレビの放映をきっかけに、方々から連絡を頂く機会が増えた。


内容は恐ろしいほど一緒で。


曰く、あさこを癒してやりなさい!という内容。


同期からの電話が圧倒的だったけれど、なぜか、上級生や下級生からもかかってきて。


上級生には、最近会ってるの?という確認から始まり、孤独を癒してやるのが恋人だろう!とはっぱをかけられた。


同期からは、あなたたち何かあったの?という突発的な話から始まって、まあ、色々な近況報告やら、トップ就任おめでとうやら長時間の会話の後、最後にやっぱりあなたしかいないのだからあさこを癒してあげてと言われた。






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