夢想 −偲び合い−
□君が、愛しい 5題
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●君のすべてが、愛しい
ひろみさんを筆頭に下級生数名でご飯を食べに来ている。
何気なくひろみさんの隣の席をキープしながらも、楽しく食事をする。
隣に座っているんだけれど、私とひろみさんはあえて話すこともなく。
私は私で、向かいに座る、コマと話してるし、ひろみさんはひろみさんで、私と反対の隣に座っているキングと話に花を咲かせている。
りさは、みどりと娘役談義に花を咲かせているし。
みんな各々に盛り上がっている。
でも、実はひそかに。
さっきから、ひそかにいたずらをしているひろみさん。
机の下で、そっとひろみさんは私の足に自分の足を絡めて遊んでいる。
私にほぼ背中を見せる状態で、キングと盛り上がっているくせに。
そんな可愛らしく、いたずらしなくても。
ま、かなりうれしいんだけれど。
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