幻想 −鬩ぎ合い−
□客観的な視線 (熱い視線\)
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「ユミコ〜♪聞いたよ(笑)」
ちかさんがニヤニヤしながら近づいてきた。
何を?
きょとんとしてちかさんを見る。
私の横に座ったかと思うと、がしっっと私の肩を引き寄せて、耳元でこそっと囁く。
「ひ・ろ・み♪」
は〜?なんでちかさんが知ってるん????
びっくりして、思わず目を丸くしてしまった!
あははは〜!!
って隣で爆笑してるちかさん。
なんなんよ・・・。
「キムに聞いたよ〜♪で、今はどっちに軍配が上がってるのさ。」
ちょっと、まってよ。
なにをキムから聞いたん?
っていうか、ちかさんは何をどこまで知ってるの?
どっちに軍配がって・・・。
「・・・・。なにを聞いたんですか?」
隣で笑い転げてる、ちかさんに聞いてみる。
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